9月27日(金)、本会議最終日に令和5年度糸魚川市一般会計歳入歳出決算認定について、賛成の立場で討論を行いました。令和5年度決算に基づく財政健全化判断比率の算定結果については、いずれも早期健全化基準を下回り、クリアされていることは良いことだと思いますが、実感として受け止められないように感じるのは何故なのか、疑問も残りました。
また、経常収支比率は、令和4年度94.7%、令和5年度は96.5%と推移し、1.8ポイント上がっていて、自由に使えるお金が3.5%と少なく、窮屈な財政事情となっており、新しいことができない現状は、すぐには改善困難と思われます。
今後、特に議論が必要となるのは、シーサイドパレースキー場とシャルマン火打スキー場で合計約1億9,300万円が計上されていることです。温暖化による雪不足や最盛期からのスキー人口の大幅な減少、エネルギー価格の高騰等により厳しい経営環境にあります。
昨年9月8日に建設産業常任委員会の提出資料で示された「糸魚川市スキー場管理活用等調査業務委託の結果について」では、両スキー場ともに、市から指定管理料等がなければ、大幅な赤字であることや、両スキー場の指定管理期間が満了となる令和7年度中に方針を固めるとあります。
市民の冬のスポーツとしての健康増進や体育の向上、地域の雇用維持の必要性があることから、冬季以外のグリーンシーズンを通じて新たな顧客や収益機会の確保に向けて、工夫する余地は充分あると思いますので、他市などの先行事例を参考に考えてほしいと思います。