■糸魚川市スキー場事業について、今後どう考える?

第4回市議会定例会 11/27(月)~ 12/14(木)

地球温暖化による雪不足や若年層の余暇の多様化などの影響で、当市のスキー事業を取り巻く環境にも変化が表れてきていると考えます。糸魚川市スキー場管理活用等調査報告をどのように捉えているかの質問に市長は、市内スキー場の在り方について検討を進める中で、基礎資料として活用していく旨の答弁がありました。


索道輸送人員の推移では、10年前と比べて、シーサイドバレーでは43万人から27万人、シャルマン火打は25万人から20万人に減少、特にシーサイドバレーの減少が16万人も減っていることについて、担当課長は全国的な落ち込み状況であるとの認識で、何か人ごとのような感じの答弁でした。


加えて、同スキー場は雪不足で営業日数が少なくなっていると思われ、今後の見通しについて市長は、積雪状況等により営業日数が少なくなることを懸念していると回答。また、2021から2022年で、両スキー場とも市からの指定管理料の援助がなければ、大幅な赤字と書いてあり、それぞれ負担額が1億円以上となっています。


スケジュールには、指定管理期間が満了となる令和7年度中に方針を固めるとあり、どのようなことが考えられるのかについて、市長はスキー場の必要性や費用対効果を考慮し、総合的に判断していく旨の回答でした。


同調査報告には厳しい見通しも出ており、オフシーズンの活用方法を見出せなければ、存続か廃止かを含めた判断が必要と思われます。

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