■柵口温泉権現荘は、民間譲渡しなければならない施設なのか?

第1回市議会定例会は、2/19(月)~ 3/15(金)にて質問しました

 当市が直営する日帰り入浴施設「柵口温泉権現荘」の民間譲渡の案件について、当初予定していた市議会3月定例会での議案提出が見送られました。当市が譲渡先の優先交渉者として選んだ企業であるのに、時間を要していることや経営能力を含めた企業の信用調査の状況、進捗が遅いように思うことに市長は、事業者の提案は、設置目的に沿ったものであり、当市の方針と合致していることと、財政支援の要望内容や譲渡後も安定的に継続して運営していけるのかを含めて、慎重に調査していると回答。これまでの事業費の総額が11億8,900万円、補助金等の総額が7億500万円を投資してこのように譲渡しなければならない事態になってしまったことについて、担当所長からは、多額の費用と維持管理費を投入しながら事業を運営してきたが、世の中の環境やレジャー等の変化により直営での運営が困難になっているという判断から、譲渡に向けた取組をしている旨の答弁でした。無償譲渡するのに1億円や光熱費等の財政支援が生じることに違和感を覚え、過去(H28年)に1回でも利益を出しており、粉飾でなければ、本当に利益が出せて挑戦できる施設であると考えられることに対して市長は、リニューアルして黒字化ができたが、目標値は未達であった。現在、いろんな宿泊施設が増えて、それに対応するノウハウを持った民間に譲渡して、地域の宿泊施設の核となって、その目的を達したい旨の回答でしたが、糸魚川市の大切な財産であるため、対象となる企業はたくさんあることから、無理する必要もなく交渉中止も視野に入れるべきと考えます。

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